【アンケート調査】調査手法別の回収率低下を防ぐ

アンケート回収率低下を防ぐ アンケート調査

前回回収率の低さの原因を説明しま
した。調査手法別に回収率の低下を
防ぐ方法について説明します。

【アンケート調査】調査手法別の回収率低下を防ぐ

アンケート調査を行う上で回収率は
非常に重要で回収率が低いと満遍な
く調査が出来ていないということに
なります。各社とも様々な方法で回
収率をあげる努力をしています。
自分が27年間調査会社に在籍して
いた時に行っていた回収率低下を防
ぐ方法を説明します。

訪問調査・留め置き調査

訪問調査は日本における調査では、
ポピュラーであり、他の手法に比べ
正確な調査ができるのが特徴ですが
、最近は、オートロック世帯や住民
台帳の閲覧が制限されるなど調査環
境はかなり悪化しています。

調査員も毎年減っていて回収率も低
くなってきています。回収率をあげ
るには、調査対象者へのアポイント
をしっかりと行い、連絡を密にする
ことで回収率の低下は防げます。ま
WEBや電話郵送を併用すること
で有効票の回収率もあがりますが、
調査票記入の際に抜けなどがある場
合には、再度確認をしなければなら
ないという作業も増えてしまいます。

郵送調査

郵送調査の特徴で述べていますが、
回収率をあげるためには発送時の封
筒や中に入れる案内状を目立つよう
に工夫すること、また送付の際には
、調査対象者へ連絡を取り調査期間
と謝礼について十分に理解してもら
うことです。

また調査期間終了間際に再度連絡を
入れて督促を行うことで回収率をあ
げることが出来ます。また、調査票
内の難しい表現をなるべく避けて文
字を大きくしてわかりやすくするよ
うな工夫も有効です。

電話調査

電話調査で回収率をあげるには、調
査対象者へのコンタクトを増やすこ
とですが十分な期間がないと1日に
何回もしつこくコンタクトすること
になり拒否率があがってしまいます。

十分な期間の設定とコンタクトの数
を増やすことで回収率もあがります
。また、調査対象者が忙しいなどの
理由で1度断られても時間をおいて
再度コンタクトをしてアンケート調
査に対して十分理解してもらい協力
をしてもらうことが回収率をあげる
方法です。

また調査対象者が不在の場合はしっ
かりと予約を行い時間になったら間
違いなくコンタクトをすることも効
果的です。使用するリストはあらか
じめ電話番号が使われているかをチ
ェックしておくと良いでしょう。

WEB調査

WEB調査でも協力率をあげるため
再度調査対象者へ配信したり督促
を行うことで回収率をあげることが
出来ます。

しかしながらWEB調査では世論調査
を行うのは難しいため市場調査がメ
インにはなります。モニターの数が
十分であれば回収が思わしくない場
合、再度追加でモニターにお願いす
ることで必要なサンプル数を収集す
ることが出来ますが協力率は下がっ
てしまいます。

その他の注意事項

その他回収率の低下を防ぐには、
いさつ文で依頼する文章をの工夫
たり調査票の構成を工夫することで
調査対象者が答えやすくなり結果協
力率が上がることになります。

あいさつ文はテーマにより変わるの
で都度いくつかのひな型を準備して
おき、プリテストを行い最も調査対
象者が答えてもらえるものを選択す
るのが良いでしょう。

質問については同じような質問はま
とめて回答も出来るだけ「はい」「
いいえ」で答えられるものにする
回答しやすくなり結果協力率が上が
ります。

まとめ

アンケート調査で回収率が低いとい
うことは、調査に協力意向がある人
ばかりになるので調査結果が偏る可
能性が出てきます。

協力意向のない人の意見をどれだけ
入れて満遍なく聴取するのかが調査
の成否を決めるので回収率は毎回気
にしておく必要があります。(最低
でも50%は超えるよう努力します)

回答意向の無い人はWEB郵送
どの調査ではなく調査員が何度か説
明やお願いをすることで協力しても
らえるようになることもあります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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