【アンケート調査】アンケート調査のプリテスト・ロールプレイング

アンケート調査の調査票やガイドが
作成出来たら、本番の調査をいきな
り始めるのではなく、プリテストと
ロールプレイングを行います。

プリテストとロールプレイングを行
うことで、調査の効率や精度を上げ
ることが出来ます。

実際のプリテストやロールプレイン
グの方法を説明します。

プリテストとは、本調査前に仕上が
った調査票の言い回しや設問量、質
問内容に不備がないかをテストする
ために、実際に数名の対象者や社内
社員数名に調査をして確かめる方法
です。

また、調査対象者からどれくらいの
協力を得られるかを同時に調べ本調
査にかかる期間や時間を推測します。

例えば１０００人の意見を回収する
場合１人の意見を聴取するのに３０
分かかったとすると１時間では２人
聴取できることになるので１０００
人回収するには単純に考えると５０
０時間かかることになります。

実際には、聴取する時間帯や対象地
域、オペレーターの熟練度なども考
慮しなければならず変動します。
変動の幅を最小にするためコール結
果の分析を行い適正な時間帯や曜日
を選んで実施します。

プリテストの結果から調査内容に不
備のあるものに関してはその都度修
正します。調査時間も対象者の負担
にならず、正確に回答が得られるよ
う質問の量や言い回しなど調整を行
います。

プリテストを行わず本調査を行うと
、問題が生じた際に修正のため、時
間を大幅にロスすることになったり
、場合によっては調査自体のやり直
しが生じることもあります。

プリテストを行うと同時に調査員同
士でロールプレイングを行います。

ロールプレイングは調査員が２人１
組となり一方が調査員役をもう一方
が対象者役となり、調査ガイド、調
査票を手元に置いて行います。（ベ
テランと新人調査員が組むと良い）

質問の言い回しや、回答のしやすさ
などチェックし修正を加えていきま
す。対象者からの問い合わせや調査
目的など、淀みなく回答できるよう
に練習します。

電話調査の場合は電話での音声が途
切れたりしないか、オペレーターか
らの音声がきちんと聞こえているか
など機器のチェックも同時に行いま
す。

ある程度行ったら、調査員役と対象
者役を変えて行い、さらに２人１組
のペアを何回か変えて行うのも効果
的です。

管理者は、やり取りをモニタリング
し、話すスピードや声のトーンなど
チェックしフィードバックしていき
ます。

ロールプレイングも行わず本調査を
行うと、対象者からのクレームに対
応が出来ず時間をロスすることにな
り、調査の時間や期間も伸びてしま
います。

正確で精度の高い電話アンケート調
査を行う上で、プリテストやロール
プレイングは、欠かすことが出来ま
せん。

プリテストやロールプレイングはコ
ストがかかるので行わない調査会社
もありますが依頼をする際は確認し
しっかりと行っているところに依頼
するのが良いでしょう。

また調査の管理者は、しっかりとプ
リテストやロールプレイングの計画
をたててアンケート調査をすること
が大切です。

最後までご覧いただきありがとうございました。