【アンケート調査】調査手法による回答の変化

アンケート手法による回答変化 アンケート調査

アンケート調査には様々な手法があ
ります。同じ質問をしても調査手法
によって回答結果が変わる場合があ
ります。このことについて説明しま
す。

【アンケート調査】調査手法による回答の変化

調査員やオペレーターが介入して回答調査手法

調査員や電話オペレーターが介在し
て行う、電話調査CLT調査街頭
調査訪問調査対面調査などは、
調査員が調査票をもとに対象者に質
問して答えてもらう方法です。

次の質問を考えてみます。質問は純
粋想起と呼ばれるもので調査対象者
にはヒントや選択肢は提示せず調査
対象者が思いつくままに回答しても
らう質問です。

Q あなたが思いつく飲料水のメーカ
  ーをいくつでも教えて下さい。

という質問があったとします。質問
した後の調査員が答えを待っている
時間にもよりますが、時間が長けれ
ば考える時間も多く、回答もたくさ
ん出るでしょう。また街頭などでは
、自動販売機が目につけばそれを答
えることが多くなると思います。
話調査では質問が長くなると拒否さ
れることがあるため時間を多くとら
ず回答も少なくなりがちです。

この場合、思いつく時間を30秒間
に絞ることでどの調査手法でも同じ
時間で出来ます。
大抵は質問時間に制限を設けないの
で長ければやはり回答も多くなると
思います。

直筆やWEBで本人が回答するもの

先ほどと同じ質問を自記入である
送調査WEB調査ではどうでしょう
か?人はわからないというのは恥ず
かしいという意識から回答を調べて
しまい回答が他の調査手法に比べ多
くなる傾向にあります。

直筆のアンケートの場合は、純粋想
起が出来ない訳ではありませんが
答が他の手法より多くなる傾向があ
ります。

次に自由回答の質問を考えてみます
。自由回答は選択肢やヒントを提示
せずに調査対象者に自由に回答して
もらう質問形式ですが、調査員が介
入して聞く場合と直筆ではやはり差
が出てきます。

調査員が介入する場合は、調査対象
者が質問と違う方向に回答し始めた
時には、修正するような言い回しで
聞き取ることで意図した回答を得る
ことができますが直筆やWEBの場
合、内容に沿っていない回答やロ
ーマ字だけで書いたり、ひらがなだ
けで回答したりと結構バラバラに回
答されてまとめるための作業が大変
になります。

わからない・不明など

この選択肢もアンケート調査には欠
かせないものですが、調査員が介入
する場合には、なるべくこの選択肢
を選ばないような言い回しや提示し
ないなどで少なくなりますが、自記
入やWEB調査の場合には、やはり、
わからない・不明が多くなる傾向
あります。質問文が長かったり少し
難解な質問であれば調査員がフォロ
ーしますが自記入の場合は面倒にな
ってわからない・不明につきやすく
なるからです。

まとめ

アンケート調査で同じ質問を違う手
法で質問するとやはり手法別特有の
回答になる場合があるので、調査手
法の特性を良く理解して回答結果を
みることも必要になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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