アンケート調査手法で現在、最も利
用されている手法で全調査の半数以
上のアンケート調査が、毎日のよう
にWEB調査で行われています。
これまでの調査手法の良い面を多く
取り入れたWEB調査の特徴について
説明します。
【アンケート調査】WEB調査の特徴
WEB調査のメリット
WEB調査のメリットを上げていきます。
曜日や時間・天候を気にせずに調査できる
WEB調査は、他の調査手法と比べ調
査の曜日や時間帯を気にすることな
く実施が出来ます。このことは、多
様な生活リズムを送る調査対象者か
らしてもメリットであると言えます。
またすべてがWEB上で自動的に行う
ことができるので管理者がずっとつ
いている必要もありません。
長い調査が可能
郵送・CLT・GIなどで出来る長い難
しい調査がWEB上でも可能。調査票
をプログラミングすることで、矛盾
のある回答のチェックをリアルタイ
ムで行いミスがあった場合には、調
査対象者へ直接フィードバックでき
て整合性のとれた回答を得ることが
出来ます。
動画・提示物を見て回答が得られる
CMの動画や提示物を調査対象者に
見せての感想や意見の聴取が出来ま
す。調査対象者がしっかりと見たか
どうかを確認するようにプログラミ
ングすることで見ないで飛ばすよう
なことを防ぎます。
幅広い年齢層へアプローチできる
インターネットが使用できる環境に
ある対象者ならば、国別、性別年齢
、職業に関係なく幅広く回答を得る
ことが出来ます。
短い期間で多くの意見を聴取できる
他の調査手法に比べ圧倒的に期間が
短く、大量の意見を一度に聴取する
ことが出来ます。
低コストで調査が出来る
大量の意見を低コストで集めること
が出来ます。インターネットを利用
することで、コストを大幅に削減出
来ます。
WEB調査のデメリット
デメリットについてもあげておきます。
なりすましなどで調査対象者の属性がわからない
調査謝礼を得ることを目的に調査に
参加する対象者が多く、地域、性別
年齢などを偽っているケースが多い
。個人情報保護の観点から免許証や
マイナンバーカードなどで本人確認
することはしていない。
調査対象外である小学生や中学生が
お小遣い稼ぎで利用するケースがあ
る。同じ対象者が謝礼獲得を目的に
別アカウントで何回も参加してしま
う。
プログラミングミスに気付かない場合がある
調査実施中にリアルタイムのチェッ
クをすることが少なく、終了後にプ
ログラミングミスにより質問が抜け
ていたことなど気づくケースがある。
またサーバーのメンテナンスやダウ
ンなどにより調査自体がストップし
てしまうこともある。
インターネットを利用できない属性の人の調査が出来ない
インターネットを使用することが出
来ない属性の人たちの意見を聴取す
ることが出来ない。(高齢層やブル
ーカラーの人など)
システムと調査両方の知識が必要
調査の知識に加えてコンピューター
プログラミングの知識がないと調査
が行えない。プログラミングについ
ては、アプリケーションや専用のソ
フトを覚える必要があります。
純粋想起の質問が出来ない
例えば、思いつく企業やメーカー名
を尋ねて認知率を調べたい場合に、
自記入であるWEB調査の場合、調査
対象者が回答を調べてしまうことが
多く、認知が高くなる傾向がありま
す。また、質問が長い場合、複数回
答に時間をかけず選択肢全てを確認
せずに回答してしまう傾向もありま
す。(複数回答における平均反応個
数が少なくなる)
WEB調査の精度あげるためのポイント
①調査対象者の属性をモニター化して事前に本人確認をしておく
調査対象者をモニター化して、事前
に本人確認をしておくことで正確な
属性で調査を進めることが出来ます。
②質問は長くするのではなく、回数を分けて行う
質問を長くすると後半の回答をいい
加減に答えてしまう傾向があるので
、適正な長さで数回にわけて行うこ
とで、しっかりとした回答を得るこ
とが出来ます。
③安定したシステムを導入する
システムが不安定だと、調査の最中
に負荷がかかりデータが飛んでしま
ったり、サーバーダウンなど調査に
支障をきたすので安定したシステム
を導入することが重要です。
④対応するデバイスを増やす
スマホやPCなどの機種や使用OS、
ブラウザなど対応する回答できるデ
バイスを増やすことで調査対象者も
増やすことが出来ます。
まとめ
今回は、WEB調査について説明しま
した。調査手法の中では一番最先端
でありコストを抑え、日時、天候に
とらわれないなど他の調査にないメ
リットがたくさんあります。今後ま
すます主流となる方法です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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