アンケート調査で扱うテーマは調査
手法を問わず様々です。
どのようなものをテーマに調査が行
われているかについて説明します。
前回の調査内容の記事と重なる部分
もありますが追加して説明します。
【アンケート調査】アンケート調査で扱うテーマ
コンセプト受容性
製品のコンセプトが調査対象者にど
の程度受け入れられるのかを探る調
査です。いくつかのコンセプトを比
較し受け入れられるコンセプトを探
ります。コンセプトについては、は
じめは複数から選び、さらに絞って
いくと良いでしょう。
需要予測
製品の重要の予測調査です。どのく
らいの重要が見込まれるのかを調べ
製品のロット(生産量)を決めて生
産ラインを回します。
無駄に多く作ると在庫になってしま
います。需要予測は製品のコスト管
理に重要な指標となります。
ライフスタイル・実態
消費者の属性のみでなく、意識や価
値観、興味関心のあるものや購買行
動との関連性をみたりいくつかのグ
ループ分けをして各タイプごとのマ
ーケティングを展開したりするのに
使用します。グループ分けをして行
う分析をクラスター分析と呼び、調
査分析では良く使用される分析方法
です。
ブランド認知
製品のや企業のブランドが消費者に
どの程度認知されているのかを競合
と比較し市場にどのくらい浸透して
いるのかを測定し企業の販売促進の
ための基礎資料として利用します。
認知されるにはどのような媒体でそ
のくらい出稿すれば良いかなどの判
断するのに必要になります。
メディア接触
消費者が普段どのメディア(新聞、
雑誌、テレビ、ラジオ、インターネ
ット)にどのくらい接触をしている
のかを調べ広告出稿の参考資料とし
ます。出稿することで製品やサービ
スが認知されていきます。
イメージ評価
企業や製品のイメージがどのような
ところでどのように評価されている
かを調査しイメージアップ戦略のた
めの基礎資料とします。5段階や1
0段階で評価をしてもらいイメージ
の全体像を把握します。
製品パッケージ
製品の見た目やパッケージなどを競
合製品と比較しどのようなものが消
費者の目につき手に取ってもらえる
のかを調べます。実際に商品棚を調
査会場に再現して消費者の行動を観
察したりもします。
ネーミング
製品やサービスのネーミングがどの
程度消費者に受け入れられるか、ま
た覚えやすいのかなどをいくつかの
候補から選んでもらい最終的なネー
ミングを決定するための参考としま
す。商品が同じでもネーミングのつ
け方で、売り上げも大きく変わると
いう例もたくさんあるくらい重要な
ものとなります。
価格受容性
製品やサービスの価格帯を決める際
に、最低いくらくらいから最高いく
らくらいまでを消費者が納得して出
せるのかを調べ適正な価格帯を決定
するための参考とします。最低価格
の折れ線グラフと最高価格の折れ線
グラフの交点が適正な価格と言われ
ています。
CS(カスタマーサティスファクション)満足度
企業の顧客や消費者ががその企業の
製品やサービスにどの程度満足して
いるのかを調べ、製品やサービスの
改善や改良の判断材料の基礎資料と
します。満足度は使用年数や回数な
どで変化するのでいくつかのグルー
プにわけて行うことでさらに詳細な
データを収集することが出来ます。
ES(エンプロイサティスファクション)満足度
働いている組織において従業員のや
る気が満たされ、かつ不満要因が取
り除かれてストレスのない状態で働
いているのかを調べ企業運営方針へ
役だてます。
メディカル・ヘルスケア
医療分野における調査で、医者や患
者、健康などについて調べ薬品や薬
剤、病院経営などの参考資料としま
す。
展示会・イベント
どのような展示会やイベントが参加
者に好まれ参加したことでどのくら
い満足したかなどを調査し今後の運
営の参考資料とします。
選挙・支持率
有権者の内閣の支持率や、選挙の際
の投票行動を調べ国民が投票行動を
する際の参考指標として発表します。
まとめ
アンケート調査で扱うテーマは、調
査手法によらず様々あります。リサ
ーチャーはこれら様々なテーマを扱
い、テーマに応じ調査手法を選択し
てアンケート調査を行っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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