【アンケート調査】調査の回収率の低下の原因

アンケート調査回収率 アンケート調査

アンケート調査における対象者の協
力の低下(回収率の低下)は調査を
行う上で問題となります。サンプリ
ング調査とはもともと日本全国民に
アンケートを取るのが難しい時に日
本全国となるような縮図で調査対象
者を選びアンケート行うものですが
、この選ばれた調査対象の協力率が
低ければ、日本の縮図とならなくな
るからです。アンケート調査を行う
際には常にこの回収率が問題となり
ます。今回は低くなる原因について
説明します。

【アンケート調査】調査の回収率の低下を防ぐには

低下を考える前に協力率が比較高い
アンケート調査もあります。どんな
ものがあるかをあげていきます。

調査の協力率が比較的に高いもの低いもの

アンケート調査で協力率が比較的に
高いものとしては、政府が行う統計
、支持率調査、CS(顧客満足度)
調査、視聴率調査などがあります。
このようなアンケート調査は、調査
対象となる人々の関心が非常に高く
公共性が強いからです。調査会社で
はこのような調査のフィールドワー
は比較的にスムーズに予測を立て
て行うことが出来ます。

逆に言うとこれら以外の調査は、
ーマによっては協力率が得にくい
言うことになります。その原因とな
るものをいくつかあげます。

調査テーマによって低くなる原因

低くなる原因は、多岐にわたりどれ
が一番の原因かは、テーマや調査を
行う時期によって変わります。原因
をいくつかあげていきます。

①調査主体 

アンケート調査をどのような機関(
会社)が行うの かは非常に大きな
原因のひとつです。名前の知ってい
る企業や 会社は社会的な信頼もあ
り、同じテーマの調査を行ったとし
ても名前も知らない企業や会社が行
うより協力率は高くなります。調査
主体(調査クレジット)は非常に重
要ですが、問題点として調査内容に
よっては、企業名(会社名)がバイ
アスになることもあります。

②調査の目的

調査の目的も非常に大きく影響しま
す。目的が企業の参考資料となる場
合に、対象者のメリットが見えにく
く協力率が低くなる場合があります
。調査の目的は、協力することで日
常の製品やサービスが良くなるとい
うようなことが対象者に伝わるよう
に説明すると協力率も下がらずにす
みます。

③個人情報など聞きにくい質問が多いもの

調査対象者が答えにくい機微な質問
が多いものも協力率が低くなります
。質問の構成を考える際にはプリテ
ストをしっかりと行い加筆修正して
対象者の目線での質問にしていくと
良いでしょう。

④調査ボリューム

ここぞとばかりに質問のボリューム
を増やすのも調査対象者の負担とな
り協力率も低くなる原因となります
。適正な調査時間で行うことが大切
です。(長くても5~10分程度が望
ましい)

⑤自分が協力しなくても

調査対象者の選び方は、調査対象者
にはどのように選ばれているかはわ
かりません。協力の依頼をする際に
は。どのように何故選ばれたのかを
説明し、他の方ではダメなんだとい
うことをしっかりと伝える必要があ
ります。

⑥調査時期や時間帯

調査の時期や時間帯も影響します。
新学期、新年度が始まるころや年末
などは忙しく協力率も下がります
調査に適した時期や時間の見極めは
大切です。

⑦調査謝礼

調査謝礼も少なからず協力率に影響
します。本来アンケート調査では謝
礼の有無で協力を得ることは、調査
対象者が謝礼の目的のためだけに協
力してしまい回答がいい加減になる
傾向があることからなるべく謝礼は
調査が終了した時に伝えていました
。今ではアンケート調査に答えて謝
礼をもらうのが一般的になり調査対
象者も善意の協力というよりはデー
タへの見返りを求めるようになりま
した。公共性の高いアンケート調査
では謝礼がなくても協力率はさがり
ませんがそれ以外では謝礼も考慮し
なければならないようになりました。

まとめ

アンケート調査における回収率の低
下の原因をいくつかあげて説明しま
した。原因を知ることで協力率を落
とさないような工夫をしていくこと
が大切です、手法別方法について
次の機会に説明します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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