【アンケート調査】中央集合(CLT)調査の手順について

CLT調査の手順 アンケート調査

アンケート調査手法のひとつ中央
集合調査(Central Location Test)
の手順について説明します。CLT調
査の特徴については以前の記事を参
照して下さい。→ こちらから

【アンケート調査】中央集合(CLT)調査の手順について

コロナ禍で調査自体が少なくなって
いますが、まだまだ重要な調査手法
の一つなのでコロナが収まればまた
増えていくでしょう。

企画・打ち合わせ

企画やクライアントとの打ち合わせ
は他の手法と変わらず、実施日時や
対象者のスクリーニング票、調査票
、集計、報告書についてスケジュー
リングされます。

会場準備

会場を借りる必要があるため、実施
の2か月前くらいから会場をいくつ
か仮押さえしておきます。都心部の
会場は、様々な企業が多種多様な目
的で借りているので早め早めに仮押
さえしておく必要があります。

1か所だけでなく2か所くらい押さえ
ておくと何かあった場合でも対応出
来ますが直前のキャンセルは費用が
かかるためスケジュールの微調整が
必要です。

道路使用許可

会場を借りるのと並行して、最寄り
警察署に道路使用許可を申請して
おきます。こちらも早めに申請をし
ておかないとすぐに許可が下りずに
スケジュールがずれてしまいます。

調査員・リクルーター・入力者の手配

調査員・リクルーター・当日の入力
者なども手配します。会場の広さや
回収人数にもよりますが、5~10人
程度集めます。入力も当日までに行
う必要があるので何人か手配します
が、最近では、タブレットで調査を
行うことが増えたので入力は、調査
員が行うこともあります。日時の前
日に集めてインストラクションを行
い翌日に実施をします。

対象者プレリクルート

実施当日に調査対象者を捕まえる場
合にはリクルーターが活躍しますが
最近では、対象となる条件が厳しい
場合があるため前もって当日に会場
に来る人を集めておきます。このこ
とをプレリクルートと呼び、集める
方法は、WEBモニター電話、知り
合いなどで集まます。

調査票・スクリーニング票・提示カード・割付表の作成

当日に使用する調査票、スクリーニ
ング票、提示カード、割付表などを
作成します。一通り出来たら前日の
インストラクションで説明を行いま
す。部数については、予備のため少
し多めに作成しておきます。

会場のレイアウト

当日の会場のレイアウトもします。
調査のテーマにもよりますが、試
食や試飲会ならば簡易的な調理場
が必要です。パッケージ調査など
であれば商品の陳列棚などを置い
たりします。また、調査対象者が
来た時の受付も少し広くとってき
ます。

謝礼準備

謝礼は、調査終了後に調査員より手
渡しで渡されます。プレリクルート
の場合は、前もって三文判を持参し
てもらい領収書に印鑑をもらいます。
ない場合は、フルネームでサインを
もらいます。

配送の手配

資材を会場まで運び終了後にまた戻
すため、運送業者への手配もしてお
きます。終了後速やかに撤収します。
配送は前日に行い会場のセッティン
グをします。

集計・報告書

集計は実施終了後にローデータがク
ライアントに届くように入力チェッ
クを済ませます。報告書がある場合
には、後日にまとめて納品をします。

まとめ

アンケート調査の手法のひとつCLT
調査の手順について説明しました。
CLT調査では、他の手法より、工程
に手間がかかるため、コストも割高
になります。またかかわる人数も他
の調査と比べると規模にもよります
が多めになることもあります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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