【アンケート調査】グループインタビュー(GI)調査の手順について

グループインタビュー手順 アンケート調査

アンケート調査手法のひとつグル
ープインタビュー(GI)の手順につ
いて説明します。GI調査の特徴につ
いては以前の記事を参照して下さい。
こちらから
コロナ禍で1か所に集まることが難し
いため最近では、Zoomなどを利用
して行われることが多くなりました。

【アンケート調査】グループインタビュー(GI)調査の手順について

企画・打ち合わせ

企画やクライアントとの打ち合わせ
は他の手法と変わりませんがGIの場
合には、専属のモデレーターが企画
や打ち合わせに参加することになり
ます。実施日時や対象者のスクリー
ニング、調査票、集計、報告書につ
いて打ち合わせが行われます。

会場準備

社内に会場を持っているところでは
、必要ありませんが、他の場所で行
う場合には、貸しスペースではなく
GI調査専用のスペースが必要にな
ります。GIはバックスペースと呼ば
れるところで直接クライアントが出
向き、調査内容を確認しながらモデ
レーターに指示を出したりもするの
で専用のスペースが必要になります。

またテーブルも円座になり対象者同
士が向き合う形になります。最近は
これをZoomで行うので会場の準備
も不要になってきています。当日は
本人かどうかを確認するため身分証
明書などを持参してもらいます。
また当日は、お昼をまたぐ場合など
があるので昼食の準備やお茶などの
準備もします。

モデレーター・入力者の手配

GI調査は、定量調査ではなく、定性
調査となることが多いので調査対象
者を司会進行でまとめながらアンケ
ートが行える専属のモデレーターが
必要になります。モデレーターは調
査の知識のみならず、司会進行しな
がら進行表に従って進めなければな
らないため調査員よりも難しくなり
ます。また入力者も調査対象者の発
言を一字一句漏らさないように入力
するため入力に慣れた人が必要にな
ります。

対象者はプレリクルート

GI調査では、対象となる人の条件が
厳しいこともあり、ほとんどがプレ
リクルートで集めます。日時や条件
をクリアしなければならず、会社員
などに行う場合には、仕事終わりの
夜に行われることも多々あります。
人数は1回で大体4~6名ですが当日
にキャンセルになることもあるので
1名は追加しておくのが普通です。

進行表・調査票・スクリーニング票・ネームプレート

GIではモデレーターとクライアン
トのために調査票とは別に進行表
を作成します。全体の流れを記入
したものでこれ見ながら進行しク
ライアントは進行している中で気
づいたことや深く聞きたいことな
どをモデレーターに伝えその都度
調整をしながら進めていきます。

対象となる条件は前もって確認し
ますが当日にも再度確認し、万が
一条件にあっていない場合は参加
をお断りする場合もあります。

また当日は、円座で行うため調査
対象者同士の名前が見えるように
ネームプレートを作成しておきま
す。調査は自己紹介から始まるこ
とが多いです。

会場バックスペースがありマジックミラー

会場でのアンケートの様子はビデオ
で録画されますが、それとは別に
ライアントがバックスペースのマジ
ックミラー越しに様子を見ています
。調査対象者には、あらかじめその
ことは伝えてあり受付で承諾書にサ

インしてもらうので問題が起こるこ
とはありません。

謝礼準備

調査が1時間~2時間程度あることも
あるので謝礼も他の調査より高め
なります。調査終了後帰りに手渡し
で渡されその際には領収書に三文判
をもらいます。ない場合は、フルネ
ームでのサインとなります。

発言録・報告書

定性調査なので、量的な集計は行わ
ず発言録を元に纏めます。当日は発
言録のみをクライアントに納品し後
日に発言録からのまとめを納品しま
す。その際に録画したビデオを渡し
ますが、個人情報にあたるため音声
や、顔などはモザイクをして渡すこ
とになります。

まとめ

アンケート調査の手法のひとつGI調
査の手順について説明しました。GI
調査は、定性調査になることが多い
ため専属のモデレーターが行うこと
になります。そのため、コストも他
の調査より割高になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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