【アンケート調査】電話調査で使用するRDDについて

RDDサンプル アンケート調査

アンケート調査手法のひとつ電話
アンケート調査では、調査対象者に
電話をかけてアンケートを行います
が、使用する電話番号は、電話帳の
他にはリスト、RDDサンプル
があり
ます。
このRDDサンプルについて説明しま
す。

【アンケート調査】電話調査で使用するRDDについて

RDDとは(Random Digit Dialin
g)ランダムデジットダイヤリング
の略でありコンピューターで無作為
に数字を組み合わせて番号をつくり
ます。

電話番号は10桁、スマートフォンは11桁

電話番号は、市外局番、市内局番か
らなる10桁の数字です。携帯電話や
スマートフォンはさらに1桁増えて0
70、080、090から始まる11桁
なります。携帯電話やスマートフォ
ンについては、番号からの地域情報
はありません。最近では番号ポータ
ビリティでキャリア(通信会社)を
特定することも出来なくなっていま

市外局番や市内局番は総務省から

電話番号を作成する際には、総務省
の電気通信制度の頁にある一覧を参
にします。10桁の電話番号をすべ
てランダムに作っても実際に使用で
きる番号が限られるからです。

したがって市外局番+市内局番を合
わせた6桁については、あらかじめ
総務省で公表されている一覧からも
ってきます。
これにより地域をある程度特定する
ことが出来ます。(町村レベルでは難
しい)

下4桁をランダム化

総務省からもってきた市外局番+市
内局番6桁に下4桁をランダムでコン
ピューターで作成したものを組み合
わせてRDDサンプルとしています。
(バンク4やバンク2など)

4桁の組み合わせは1万通り

4桁の組み合わせは、0000~9999
まで全部で1万通りありますが、こ
の1万通りすべてを使用するわけで
はありません。0000や1111などの
ゾロ目は外し、さらには、下3桁が
110や119は警察署や消防署である
ことが多いためこれも外します。ま
下1桁が1は会社が多くなりますが
外すことはしません。

作成したRDDが使用されているかをチェック

作成した電話番号が使用されていな
ければ電話をかけてもつながりませ
ん。そこでランダムに作成した電話
番号が使用されているかどうかをチ
ェックします。チェック方法は専用
のソフトウェアを使用して行います
(ACC:オートコールチェック)
また地域が複数ある場合には同時に
重複しているかどうかのチェックも
します。

また過去にトラブルのあった番号は
照合して外します。

RDDで作成されていても電話帳に掲載

作成された電話番号はアンケート調
査で使用しますが、アンケート終了
後に結果を検証すると、経験上使用
された電話番号の約3~4割は、電話
帳に載っているものとダブっていま
す。逆に言えば電話帳に載せていな
い人、約7割にアンケートを満遍なく
出来るということです。

RDDサンプルでわかるのは地域のみ

RDDサンプルは10桁の番号であり
、そこからわかるのは、おおよその
地域だけです。
地域については町名まではわかりま
せん。当然、名前や詳しい住所につ
いてはわからないので実際に調査を
する際には、調査対象者に都度それ
らを確認する必要があります。

また個人で使用されているのか会社
で使用されているかもわからないた
め使用する約5%前後は会社にかか
ります。ただしフィールドワークは
土日がメインになるので会社は休み
のところが多くなります。

謝礼などがある場合には、送付する
ために住所や名前を確認するので
人情報の対象になりますが、RDDサ
ンプルのみでは個人情報にはなりま
せん。

RDDでの電話アンケートは個人のみ
であり、BtoB調査に使用することは
ありません。

まとめ

電話アンケート調査で使用するRD
Dサンプルについて説明しました。
電話アンケートを行う際にはこの番
号をその都度作成し使用されている
かをチェックして調査を行っていま
す。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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