アンケート調査を行う際にターゲット
となる対象者の条件が難しい場合に、
ランダムで探していると時間とコスト
がかかるため調査会社は独自にアンケ
ート調査用モニターを構築している場
合が多いです。
アンケートモニターを使用する目的は
、ターゲットとなる地域や性別、年齢
、職業などが事前にわかっているため
にランダムに探す必要がなくコストを
抑えられることにあります。
構築するための費用やメンテナンスな
ど、初期費用が発生しますが、構築後
は、繰り返し利用することでフィール
ドワークの(データ収集)コストを抑
えることが出来ます。
【アンケート調査】調査会社アンケートモニター利用とモニター登録
調査モニターを利用するメリット
調査モニターを利用することで特定の
条件の対象者を短期間に多く集めるこ
とができます。また謝礼などポイント
を利用することで謝礼発送にかかる作
業コストなども抑えることが出来ます。
また、調査モニターは、訪問調査、郵
送調査、対面調査、CLT調査、HUT調
査、電話調査、WEB調査など多様な調
査に利用することが可能です。
手法別の利用法
訪問調査
個人情報保護法、住民基本台帳の
閲覧の制限、マンションやアパー
トのオートロッック化などの問題
も、該当する調査モニターに事前
にアポイントメントを取れるため
効率よく調査員が回れます。
郵送調査
WEB調査では、聞きにくい機微な
質問や、コンピューター操作があ
まり得意ではない調査対象者に調
査票を送り見てもらうことで協力
率もあがります。
また郵送では、ポイントと別の謝
礼を準備するとモニター脱落防止
にも有効です。
対面調査(デプスインタビュー)グループインタビュー
対象条件をあらかじめ調査モニタ
ーからフィルタリングし抽出した
対象者にアポイントメントを取り
行います。専門性の高い調査対象
者には、謝礼もポイントではなく、
現金もしくは商品券などとなりま
す。
CLT調査(セントラルロケーションテスト)
対象条件をフィルタリングして抽
出し、場所、日時の確認をWEB
もしくは電話で行い、当日の会場
となる地図をメールもしくは、封
書にて送ります。参加率を上げる
ためにWEBや電話で前日確認を行
います。
電話調査
対象条件をフィルタリングして抽出
し、あらかじめ電話かける時間を決
めておきます。調査期間中に調査モ
ニターが不在の場合は、何回かアプ
ローチを行い調査します。
謝礼は、ポイントとなることが多く
、現在獲得しているポイントや調査
モニターを辞退したいなど問い合わ
せの対応が必要になるので調査ガイ
ドに記載しておきます。
WEB調査
長い調査や難しい調査、動画を見せ
たり、音声を聞いてもらうなど、多
様な調査案件に対応が可能です。謝
礼はポイントが多く短い質問であれ
ばポイントの謝礼も少なくなります。
数問程度の質問ならば他の調査手法
よりコストもかなり抑えることが出
来ます。
アンケートモニターになるには?
アンケート調査のモニターになりた
い場合、インターネットで検索をす
るとたくさん出てきます。
しかしながら、アンケートと偽り商
品を購入させたり、安全でないサイト
もたくさんあります。
安全かどうかの見分け方として、①
その会社が調査会社であるかどうか
②プライバシーマークを取得してい
るかどうか ③電話での問い合わせ
が可能かどうかなどがあります。
まず①番目の調査会社であるかどう
かですが、調査会社はアンケートを
主業としているため取得したデータ
の扱いは統計的に処理をしてクライ
アントにも個人情報は渡さないのが
ルールになっているからです。
②番目のプライバシーマークですが
、調査会社や個人情報を扱う企業で
あれば必ず取得しているものです。
プライバシーマークのポリシーに取
得した個人情報の開示や修正、廃棄
を対象者が臨んだ場合には、これに
応じなければならないということが
あります。
また ③番目の個人情報に関する専
用の連絡先も設けなければなりませ
ん。
安全かどうかの確認が出来たら、応
募フォームに必要事項を入力すると
調査が発生する毎に、電子メールや
アプリケーション、時には電話での
連絡があり、調査に応じるかどうか
はその時の調査モニターの都合で決
めることができます。複数登録をし
ておくことでお小遣い稼ぎにもなり
ます。
まとめ
アンケート調査の環境が年々厳しく
なる中で調査対象者を満遍なく幅広
く集めモニター化することは、調査
手法のコストを抑えるための手段と
して最も有効な手段となっています。
また、対象者側も事前にアンケート
を会社や調査内容がわかっていれば
安心して回答することが出来て謝礼
ももらえるなどメリットも大きいで
す。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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