アンケート調査を27年にわたり携わ
ってきましたが、調査対象者の方か
らのアンケート調査に対する良くあ
る疑問について説明します。
意見が多く聞かれたものについて紹
介します。
【アンケート調査】アンケート調査に関する疑問
アンケート調査って本当にやっているの?
Q.アンケート調査って本当にやって
いるの?
この質問が多く、データを見ても本
当にやっているかどうかわからない
という意見があります。
答えは、「Yes」です。調査会社で
は、毎日のように様々な調査が行わ
れていますが公表されるものはその
中の1部なので疑問が沸いてくるの
も当然です。
公表された調査結果を見る際には、
どんな手法で期間はいつからいつど
のくらいの人に聞いたのか、また調
査した会社はどんな会社なのか目的
は何なのかを意識して見ると理解し
やすいです。
アンケート調査って答えないといけないの?
Q.自分のところに、調査員からお願
いされているけれど答えなければ
いけないの?
答えは「NO」です。アンケート調
査に回答するかどうかはあくまでも
「任意」であり強制ではありません。
その時の都合で回答するかを決めて
下さい。協力する際は、実施会社名
や連絡先などを確認しておくと安心
して協力ができます。
アンケート調査って答えて何の得になるの?
Q.アンケート調査って答えて何の得
になるの?
これも多い疑問です。実際に回答を
したことで謝礼が出る場合もありま
すが、ない場合は、回答した時間が
もったいないと思うかもしれません。
協力することで、巡り巡って製品や
サービスが向上し恩恵を受けること
があるということの理解があまりさ
れていないようです。
僕の経験では、自分の意見を普段か
らあまり主張しない日本では比較的
に協力意向は低く、日本以外で普段
から調査を行っている国(アメリカ
)などでは、協力することで世の中
変わるという意識が日本よりも強く
アンケートの協力も得られやすいと
いう傾向がありました。世界調査な
ど実施すると日本は意見が集まるま
で比較的時間がかかりました。
なぜ自分が調査対象者として選ばれたのか?
Q.なぜ自分が調査対象者として選ば
れたのか?
これも良くある疑問ですが、アンケ
ート調査は、なるべくたくさんの人
の意見をまんべんなく聞くことで成
り立ちます。選び方は、有意抽出も
しくは無作為(ランダム)に選ばれ
ます。
無作為抽出を平たく言えば調査のく
じ引きをして当たった方が、たまた
ま調査対象者として選ばれるという
ことになります。
また、一度断ったのにしつこく聞か
れたというケースも良く聞きますが
、これは協力するのを承諾してくれ
る人ばかりであると聴取した意見が
偏る可能性があるからで拒否されて
もなるべくまんべんなく意見を聞く
ためには再度、お願いすることもあ
り結果しつこくなるのだと言えます。
1000人や2000人くらいにしか聞いてないけど信用できるの?
Q.1000人や2000人くらいにしか聞
いてないけど信用できるの?
これも良く聞かれますが、アンケー
ト調査は統計と確率に基づいて結果
は判断されるので誤差はありますが
「信用に値する」ものです。
もちろん誤差を少なくするためには
、全国民に聞く必要がありますが、
時間的なことコストを考えると毎回
そこまではできないのが現状です。
5年に1度、全国民を対象に行われる
国勢調査であっても拒否する人はい
るのです。
まとめ
アンケート調査の良くある疑問をい
くつか取り上げ説明しました。
これ以外にもまだまだ細かい疑問は
ありますが、そのことについてはま
た機会があれば説明したいと思いま
す。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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