電話アンケート調査では、専属の電
話調査オペレーターが調査対象者へ
調査依頼をして行います。効率の良
い聴取方法については以前説明して
いますが、今回は、依頼時における
注意点について説明します。
【アンケート調査】電話調査の協力依頼の注意点
アンケート調査対象者が、BtoB(企
業)、BtoC(消費者個人)であって
も、共通して以下の6つの点について
注意すると良いでしょう。
アンケート調査の実施主体をはっきりさせる
何という会社の誰がどのような目的
でで発信しているのかを、はっきり
伝えます。
例1:自社名で実施する場合
⇒「○○(会社名)の○○と申しま
す。」
例2:委託元を明示できる場合
⇒「○○から委託を受けてアンケー
トを 実施している○○(会社名
)の○○申します。」
例3:委託元の会社名の場合
⇒「○○(会社名)の○○と申しま
す。」委託元の社員という前提でコ
ールする。
アンケート調査内容(どのような調査テーマなのか)をまとめておく
アンケート調査を行うテーマをでき
るだけ一言で答えられるように調査
ガイドにまとめておきます。簡潔過
ぎると調査対象者へ調査テーマの意
図が伝わりませんし、長すぎてもト
ークの途中で拒否される可能性があ
るので長さや話す内容についてはプ
リテストで調整してから本番に臨む
のが良いでしょう。
アンケート調査対象(誰を対象とした調査なのか)をはっきりさせる
アンケート調査対象となる条件(例
えば週1回以上飲酒する人や新聞を
読む人など)をなるべく簡潔に伝え
、細かな条件(〇〇という銘柄を飲
む人、○○新聞を読んでいる人)は
調査協力承諾後に確認します。(条
件確認をスクリーニングと呼びます)
アンケート調査時間をごまかさない
実際に質問に回答してもらう時間は
どのくらいなのかを、事前に正確に
伝えてください。プリテストやロー
ルプレイングで正確な時間を前もっ
て測っておきます。(具体的には、
お答えにもよりますが、平均で○○
分くらいお時間をいただくのですが
など)
抽出名簿(何の名簿でかけているのか)を把握すること
どのように調査対象者を選び、どの
ようなリストで架電をしているのか
を伝えます。調査ガイドを元にイン
ストラクション時にオペレーターへ
周知をしておきます。
謝礼の内容をはっきりさせる
謝礼(インセンティブ)があるのか
ないのか、あるのなら何なのか(商
品券、クオカードなど)という説明
を行ってからアンケート調査をして
下さい。はじめに説明がないと後か
らクレームなどトラブルの元になり
ます。
また、謝礼は後日、郵送することも
あるので個人情報である住所、氏名
、電話番号は慎重に復唱をして聞き
ます。
まとめ
電話アンケート調査の調査オペレー
ターが、依頼時における注意点につ
いて6つ説明しました。電話アンケ
ート調査の効率を上げるには、多く
の発信数が必要ですが、かける調査
対象者ひとりひとりに上記の注意点
を意識して行うことが調査を成功さ
せるために必要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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