【アンケート調査】アンケートを拒否される理由

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アンケート調査は調査対象者の善意
で行うものであり、対象者やその家
族に断られると出来ません。理由は
様々あり、どのような理由で拒否さ
れるのかについて２７年間アンケー
ト調査の現場で管理をしていた私が
説明します。

【アンケート調査】アンケートを拒否される理由

【アンケート調査】アンケートを拒否される理由

先にも述べた通りアンケートは調査
対象者の善意により成り立ちます。
アンケートへの回答は任意であり無
理に参加させることはできません。
そのため拒否も多く、対象者の条件
つくようなアンケートは終了させる
のも難しく苦労します。ではどのよ
うな理由で拒否されるのかについて
説明します。

今忙しい

アンケートをしていて最も多いのが
この「今忙しい」です。この言葉は
便利で当たり障りなく断ることがで
きるからです。実際に時間があって
も断る際にはこの言葉を言われるこ
とが多いです。「今忙しい」と言わ
れた場合は、なるべく都合の良い時
間を伺い、再度アプローチをするこ
ともあります。（調査期間の長いア
ンケートの場合は、特に予約する事
が協力率をあげます。逆に当日に終
了させなければならないものについ
ては予約するより次の対象をみるけ
る事に時間を割いた方が効率的です）

時間がかかる

アンケートを行う際には、かかる時
間を前もって対象者に伝えます。
時間のかかるアンケートの場合、仕
事や勉強などをしていると協力した
くてもなかなか参加することが出来
ません。最近は長いアンケートも多
くなり調査時間が１０分を超えるも
のはなかなか協力を得ることが難し
くなっています。

個人情報

アンケートをするとどうしても性別
年代、職業、家族構成、世帯年収な
ど個人的なことを聞かなければなら
ず個人情報保護法が出来てからはア
ンケートに関する意識も変わりなか
なか協力に応じてくれる人が少なく
なってきました。アンケートを行う
会社はプライバシーマークを取得し
て調査対象者を説得して行っている
のが現状です。

テーマに興味が持てない

アンケートの内容に興味が持てない
場合や自分の関心のもてないものに
対してもなかなか協力を得ることが
できません。例えば、免許証もなく
車の運転をしない人に車に対するア
ンケートをしてもなかなか協力を得
ることは出来ません。ただし、興味
がなくても協力をお願いし、なるべ
く協力をしてもらわなければ、収集
したデータは偏ることもあります。

調査員の態度や言葉遣い

アンケートを行う調査員やオペレー
ターの態度や言葉遣いで拒否する方
もいます。調査員やオペレーターは
プリテストやロールプレイングで態
度や言葉遣いに関しては研修を受け
て調査対象者に不快な思いをさせな
いように訓練をしてから実際の調査
を行います。
調査対象者からすると機会は一度で
すが調査員は１日に数百件以上応対
するので、疲労してきて、トークが
機械的になったりしてしまうことも
あるので注意が必要です。

利用目的が曖昧

アンケートを行う際に明確な利用目
的がしっかりとしていない場合にも
拒否されることが多くなります。
利用目的やアンケート調査実施主体
などしっかりとガイドなどに明記し
調査員に周知することが大切です。
（どのような目的で、どのような集
計を行い、どのように分析し何に活
かすのかを明確にする）