【アンケート調査】アンケートにおけるランダムとローテーション

アンケートランダムとローテーション アンケート調査

アンケート調査を行う際に質問票の
質問や選択肢をランダムにしたりロ
ーテーション
をします。このことに
ついて説明します。

【アンケート調査】アンケートにおけるランダムとローテーション

何故ローテーションやランダムにす
るかは調査員やオペレーターがたく
さんの意見を集める際に慣れが生じ
ないために行われ、調査対象者にも
順序的なバイアスをかけないために
行われています。

ランダムとローテーション

ランダムというのは無作為に順番を
変える事でローテーションとはひと
つずつ順序を変えて行くことで以下
に例をあげます。

ランダムとは

調査票毎に選択肢の順番をランダム
無作為に順番を変える。無作為にす
る際には乱数表を使用します。乱数
表はエクセル関数で作成出来ます。

以下質問は同じで選択肢がランダム

調査票A

質問1

選択肢
① 〇〇
② ××
③ ◆◆
④ △△
⑤ ◎◎
⑥ □□
⑦ ■■
⑧ 背反項目

調査票B

質問1

選択肢
⑥ □□  
② ××
① 〇〇
④ △△
⑤ ◎◎
③ ◆◆
⑦ ■■
⑧ 背反項目

調査票C

質問1

選択肢
④ △△
⑥ □□
⑦ ■■
⑤ ◎◎
② ××
③ ◆◆
① 〇〇
⑧ 背反項目

ローテーションとは

調査票毎に選択肢の順番をひとつず
つスライドさせて順番を変えます。

以下質問は同じで選択肢がローテー
ション

調査票A

質問1

選択肢
① 〇〇
② ××
③ ◆◆
④ △△
⑤ ◎◎
⑥ □□
⑦ ■■
⑧ 背反項目

調査票B

質問1

選択肢
② ××
③ ◆◆
④ △△
⑤ ◎◎
⑥ □□
⑦ ■■
① 〇〇
⑧ 背反項目

調査票C

質問1

選択肢
③ ◆◆
④ △△
⑤ ◎◎
⑥ □□
⑦ ■■
① 〇〇
② ××
⑧ 背反項目

複数回答の背反項目は一番最後で順番は変えない

上記例のランダム・ローテーション
ともに⑧ 背反項目(特になし・不
明・回答拒否)に関しては一番最後
に置いて順番は変えない
のが基本で
す。

調査対象者

調査票の質問や選択肢の他に電話ア
ンケート調査
で固定電話にかけて行
う場合には、乱数表やローテーショ
ン表を使用し調査対象者をランダム
に選びます。これは電話に良く出る
女性の高齢層ばかりになることを防
ぐためです。

ランダマイズする際には、家族人数
を聞いたり誕生日が一番近い人にお
願いしたりします
。不在の場合は改
めてかけるようにします。

テスト製品やコンセプト

HUT調査では、製品やコンセプト
について行う場合、製品やコンセプ
の順番を対象者毎に変えて送ります。
調査票も製品やコンセプトの順番に
合ったものを同封して送ります。

調査票

調査票は紙で行う場合には、調査員
が読み上げる選択肢にレ点をつけま
す。自記入の調査の場合には、ラン
ダムやローテーションのパターン分
を用意してそれぞれの対象者に1パ
ターン1パターンを送ります。

コンピュータで行う場合すでにラン
ダムやローテーションが出来る機能
が備わっているのでそれに合わせて
プログラミングを行いテストして動
作確認
をします。

基本項目・5段階評価

フェイスシートと呼ばれる基本属性
や5段階評価などを聞く質問では、
ランダムやローテーションは行いま
せん。

地域・性別・年代・職業・家族構成
世帯年収
など

また 非常にそう思う、やや思う
どちらとも言えない、あまりそう思
わない、全く思わない 
などの5段
階評価など

まとめ

アンケート調査を行う際に行うラン
ダムとローテーションについて説明
しました。
調査対象者は1回しか行
われないのでランダムされていても
ローテーションされていても気が付
くことはありませんが調査を行う上
で偏りをなくすために必要なものに
なります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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