アンケート調査を行う時間帯は調査
手法によって異なります。何故異な
るかは、対象となる対象者によって
最も有効票が回収できると思われる
時間に行うからです。
今回は調査実施(フィールドワーク
)の時間帯について手法別に説明し
ます。それぞれの手法については
→ こちら
【アンケート調査】調査手法別のアンケート実施時間帯
訪問調査
訪問調査は、調査員が直接調査対象
者に自宅行ってアンケート調査を行
うものですが、調査対象者が働いて
いる場合、平日に行ってもなかなか
協力してもらえません。
休日の8:30~18:00くらい
をメインに活動します。
アポイントを取っておくと協力率も
あがります。しかしながら調査期間
が差し迫っていると20:00くら
いまで行うこともあります。
郵送調査・HUT調査
郵送調査やHUT調査のフィールドワ
ークは調査対象者が直筆での記入と
なるため、返送期限を定めますが、
週末が1度しかないと旅行などで忘
れられてしまうこともあるため2週
末から3週末を期間とすることが多
くなります。
もちろんそれ以上の期間でも良いの
ですが、調査のテーマによっては長
すぎると回答に影響することも考え
られるためあまり長期間にすること
はありません。
こちらも締め切り直前と締め切り後
に電話などで督促を入れると回収率
があがります。
電話調査
電話調査では、平日昼間には、調査
対象者があまり在宅していないため
、夕方以降から行うことが多くなり
ます。日中は BtoB調査の場合に行
います。またメインとなるのはやは
り休日で朝は9:00~21:00くら
いまで行うことが多くなります。
最近では携帯電話にも掛けるように
なり時間帯もそれほど気にしなくて
も有効票をとることが出来るように
なっています。
ただし、割付の調査であると調査対
象を探すための電話が多くなってし
まうため協力率の低い性別や年代は
予約を取っておく必要があります。
全国調査などの場合には、都市部と
農村部では、生活のリズムが違うの
で時間帯も気にしながら掛けますが
、携帯電話ではその調整ができない
ためあまり遅くならない時間で行い
ます。
中央集合(CLT)調査
セントラルロケーションテスト(中
央集合)調査では、会場をレンタル
している場合が多く、時間帯も貸し
出しを行っている9:00 ~18:00
くらいが多くなります。最終日は、
使用した道具なども撤収するため会
場を借りられる時間の1時間前には
終了します。プレリクルートで調査
対象者を集める場合には、事前に時
間帯毎に分散させて設定を行います。
対面(DI)調査
対面調査の場合は、1対1で行うた
め、調査対象者の最も都合の良い時
間に調査員が合わせることになりま
す。遅い場合には、夜の20時以降
などの場合もあります。
グループインタビュー(GI)調査
グループインタビュー調査の場合も
他の調査同様、仕事を持っている人
が対象の場合には、19:00以降がメ
インになる場合があります。会場の
都合で遅い時間が出来ない場合には
休日の午前中などに行うこともあり
ます。
CLT調査や対面調査、グループイン
タビュー調査などは会場の都合で調
査時間を設定しなければなりません
が、最近ではZoomを使用して行え
るため時間帯もだいぶフレキシブル
に変えて行えるようにっています。
ミステリー調査
ミステリー調査は、基本的には店舗
の時間帯によるので遅くまで営業し
ている店舗の場合には遅くなる場合
もあります。
また問い合わせの対応を調査する場
合には、問い合わせ先の時間帯の中
で人を変えて何回か調査を行います。
WEB調査
すべての調査の中で時間帯をあまり
気にしなくて済むのが WEB調査 で
す。WEB調査 では調査の案内も極
端に遅く配信しても調査対象者から
クレームになることもほぼありませ
ん。
また、多くのモニターを抱えていれ
ば、大きなサンプルも1日で回収出
来るためコストも他の調査に比べ安
価で済みます。
まとめ
アンケート調査手法別のフィールド
ワークの時間帯について説明しまし
た。
どの調査においても満遍なく意見を
伺うためには調査対象者の生活のリ
が、WEB調査だけは例外的に時間を
あまり気にしなくても十分多くの調
査対象者から意見を短期間に聴取で
きます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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