毎日、どこかでアンケート調査が行
われ、結果が発表されています。
アンケート調査は数字で発表されま
す。数字というものはかなりの影響
があり信憑性も高いです。
アンケート調査の数字を見る際には
、調査数や調査票などを一緒に見る
ことが大切になります。
例えば、内閣支持率で「支持する」
と回答した割合が50%という結果の
場合、質問した人が2人であれば、
1人が「支持する」になります。こ
の2人だけの意見で全体を見ること
は出来ず割合だけみてしまうと誤っ
て理解してしまう危険があります。
アンケート調査の結果を見る際の注
意すべき点について説明します。
【アンケート調査】調査結果の見方
アンケート調査の結果を見る上で見
るべき項目についてあげます。
回答数(調査全体数)
アンケート調査で回答した人の総数
のことで、サンプル数、全体数、標
本数などで表します。母集団をラー
ジN、サンプル数をスモールnで表
します。n=1000であれば、サン
プル数は1000名ということです。
それぞれの質問の選択肢の数
単数回答で選択肢が5個の場合、割合
の合計が100%になってなければなり
ません。逆に複数回答の場合は、100
%以下になることはありません。また
反応回答個数の平均を出すとよりわか
りやすくなります。割合で出ている場
合は、選択肢の合計を注意して見ます。
DKや不明の数
「Dont know(わからない)」や不
明がどれくらいあるかも見ます。
この割合が多いということは質問の
内容が上手く調査対象者へ伝わってい
ないことが考えられます。
その他の回答個数
選択肢に合わない「その他」の回答
が多い場合も注意が必要です。
その他の回答が多い場合は、アフタ
ーコードで再集計をします。
平均値や偏差
身長や体重など、数値で調べる
ような場合には、平均値をつけ
るとよりデータの内容がわかり
やすくなります。そのほか標準
偏差などデータの偏り具合など
を表す数値を出すとより一層デ
ータの構造がはっきりします。
上位項目合計値(Top2Box)、下位項目の合計値(bottom2box)
順序尺度項目など、順序や大
小には意味があるが間隔には
意味がないものに関して、上
位項目(Top2BoX)や下位
項目(Bottom2Box)をま
とめることでより質問に対す
る理解がしやすくなります。
単純表
質問の回答が、それぞれの選択
肢でいくつで何%であったか。
クロス集計表
質問の回答と分析軸とのクロス
した値がいくつで何%であったか。
まとめ
アンケート調査の結果を見る
際の注意すべき点について説
明しました。
数字の影響力は大きいので、
見る時は注意することが大切
です。
また、アンケート調査の結果
には誤差も含まれるため、そ
のことも念頭に見ることが重
要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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