アンケート調査で調査対象者を選ぶ
際の抽出法について説明します。
アンケート調査を行うと調査対象者
は、何故自分が選ばれらのかについ
て疑問を持ちます、
調査対象者に納得のいく説明をする
ことで、調査への協力をしてもらう
ことが出来ます。
【アンケート調査】アンケート調査の対象者の選び方
有為抽出法
調査対象となりうる条件の合った調
査対象者を、無作為ではなく有意に
抽出して行います。有意抽出は市場
調査を行う際に用いられますが世論
などを聞く場合には無作為抽出とな
ります。
単純無作為抽出法
有意抽出法のように条件で抽出せず、
対象となる母集団より、エクセル関
数などで発生させて作成した乱数表
を元に調査対象者を抽出する方法で
す。イメージとしては、抽出する際
に1回1回サイコロを振って出た目の
数で単純に対象者を選ぶような方法
です。
等間隔無作為抽出法
電話アンケート調査の場合で説明す
るとNTT電話帳を元に10件おきや
20件おきなど対象となるリストよ
り等間隔に抽出する方法です。
注意することとしては、リストの上
から順に始めるのではなく調査員に
よって無作為(ランダム)に決めた
ところから等間隔に抽出します。
多段無作為抽出法
電話アンケート調査であれば第一段
階でNTT電話帳を都道府県別に上か
ら順に並べ、第二段階で対象者を抽
出するような方法です。
層化無作為抽出法
母集団を同じ基準のグループ(層化
)に分け、そのグループから無作為
に抽出する方法です。
電話アンケート調査では、第一段階
では、NTT電話帳を都道府県別に並
べ、第二段階で都道府県別に分けた
中より対象者を抽出します。(層化
2段抽出法)
上記それぞれの方法で抽出された調
査対象者を、調査対象となる母集団
の構成に合わせ割付法で調整しなが
ら回収していきます。
割付法(エリアサンプリング/クォーターサンプリング)
例えば日本全国から調査を行う場合
、日本の人口構成に合わせ、地域、
性別、年齢の属性で回収数を調整す
るというような方法です。
回収の際は「北海道20歳代女性」
「東北30歳代男性」ような一定の
属性で条件が合えば誰もがアンケ
ート調査対象者となります。
まとめ
アンケート調査においては調査対象
者の抽出法は重要で、科学的に抽出
を行うことで精度の高いアンケート
調査が可能になります。
とは言え完璧な抽出は難しく、抽出
する際には誤差が生じます。
この誤差をサンプリング誤差と言い
、誤差が大きいと調査結果に影響し
ます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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