アンケート調査を行う際に調査員や
オペレーターに配る問い合わせに関
してのQ&Aについて説明します。
【アンケート調査】調査対象者からのQ&A
アンケート調査を行う際に調査対象
者からの質問に答えられるように以
下の項目について答えらえるような
回答を準備してそれをまとめQ&A
として調査員に配布しインストラク
ション時に周知しておきます。
それでも調査対象者とトラブルがあ
る場合には、スーパーバイザーや調
査担当者など上席に代わります。
Q あなたは誰?
まずはじめに良く聞かれるのが、あ
たなはどこの会社の何という部署の
名前は何ですか?というものです。
会社名、代表者名、調査担当者名、
所属部署、名前、問い合わせ先はす
ぐに回答出来るように準備しておき
ます。
Q どうしてこんな時間に?
夜遅い時間の調査になった時に聞か
れる質問です。商品を売るようなセ
ールスは、厳密に言うと法律的な縛
りはありませんが、20時以降は行わ
ないというのが一般的な認識のよう
です。
アンケート調査でも法的な縛りはな
く日本マーケティングリサーチ協会
によると常識的な範囲で行うと綱領
にあります。常識的とは会社により
違いますが大体21時前後としてい
る所が多いです。
Q どうして私が対象に?
調査対象者の選び方は、以前説明し
ましたが、有意抽出なのか無作為抽
出なのかは調査のテーマや手法によ
り異なるため実際に行う手法に合わ
せた抽出法を説明する必要がありま
す。(RDDリストなのか、顧客リス
トなのか、モニターリストなのかな
ど。)
Q 調査の目的は?
アンケート調査の目的は、企業や行
政の製品やサービスの向上や、基礎
資料とすることが目的になることが
多くその旨を調査テーマに合わせ説
明することが重要です。もちろんア
ンケート調査自体が目的となる場合
もあります。
目的がはっきりしていないと怪しま
れて拒否されることも多くなります
が、目的を伝えることで調査にバイ
アスがかかる場合には、目的は終了
後に伝えることもあります。
Q 依頼先はあるの?
調査の依頼先があり提示出来る場合
には、しっかりと伝える必要があり
ますが、依頼先を言うことで調査に
バイアスがかかる場合には調査主体
を伏せて調査の最後に伝えることも
あります。依頼先のホームページに
調査を行っていることを掲載してお
くことでトラブルを未然に防ぐこと
も出来ます。
アンケート調査で良くあるのは、調
査主体ではなく依頼先に直接クレー
ムを入れる人がいますが、依頼先で
は、社内的に調査をしていることを
事前に知らせていない場合もありト
ラブルが大きくなることもあります。
このようなことを防ぐには、調査対
象者へしっかりと調査主体を説明し
クレームなどの問い合わせ先をしっ
かりと伝えておくことが大切です。
Q どこかに公表するのか?
行政や世論調査は、結果を公表する
ことがあるのでその際は、公表する
日時を伝えます。公表する予定のな
い基礎資料や参考資料とする場合に
は、その旨を伝え、納得してもらっ
てから調査を進めます。
Q あなたは社員?部署は?
調査員やオペレーターなどに社員な
のかどこの部署なのかを尋ねる対象
者もいます。たとえアルバイトやパ
ートであってもそのことは言わずに
調査の部署を伝え、そこの部署の調
査員、オペレーターであることを伝
えます。社員かアルバイトなのかを
答える必要はありません。
Q 調査員への個人的な質問
調査員やオペレーターに関する個人
的な質問は、「お答えしかねます」
とはっきりと断るのが良いでしょう
。対象者としては自分の個人情報に
ついて聞いているのだから答えるの
が当たり前と考える人がいますが、
あくまでも会社の部署の調査員、オ
ペレーターが会社を代表して聞いて
いるのであって個人として尋ねてい
るのではないということを明確にし
ます。
まとめ
アンケート調査を行う際に調査員や
オペレーターに配る問い合わせに関
してのQ&Aについて説明しました。
上記の項目を想定される具体的なや
り取りを入れてまとめたものをQ&
Aとして作成し調査員やオペレータ
ーに配布しておくことで調査がスム
ーズに進行します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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