アンケート調査の面白さについては
説明しましたが、今回はアンケート
調査のむずかしさについて説明しま
す。リサーチャーや調査員は日々、
むずかしいことに向き合い経験を積
んでいきます。
【アンケート調査】アンケート調査のむずかしさ
調査の仮説が上手くたてられない
アンケート調査の流れは定性調査を
行い出てきた課題や問題に対して定
量調査で検証しますが、定性調査を
行わずはじめから課題や問題だけに
フォーカスして定量調査を行おうと
すると上手く仮説が立てられず分析
をする際に困るときがあります。ど
んな仮説があって検証の結果どうい
うことが発見出来るのかがないと調
査自体ががぼやけたものになります。
調査票への落とし込みが上手く出来ない
調査票を作成する際に、課題や問題
をどのように落とし込めば、望んだ
結果になるのかというところで質問
文や選択肢を設定することが上手く
出来ない事があります。そのような
時は、他の企業や行政で同じような
アンケート調査が行われていないか
を探し参考に出来るのものがあれば
参考にすると良いでしょう。
調査員への説明（インストラクション）が上手く出来ない
出来上がった調査票を元に意見を聴
取する調査員に説明をする際にガイ
ドを作成せずに上手く説明できない
ことがあります。調査ガイドは毎回
同じものではなくその都度作成し調
査の背景から説明することが大切で
す。
回収率が上がらない
調査票が出来てフィールドワークで
意見を聴取する際になかなか回収率
が思った以上に上がらずに苦戦する
場合があります。日程の延長などス
ケジュールを調整する必要がありま
す。
集計作業
聴取した意見を集計する際、どのよ
うに集計すればわかりやすい結果を
得ることが出来るのか。そのような
設定はどうすれば良いのかについて
は経験を重ねていくことで難しさも
軽減されます。
分析
調査結果をわかりやすくするための
分析を行うはずが、かえって難しく
してしまう場合があります。そのよ
うな場合は元のデータを再度詳しく
見ることで良い分析が出来ることも
あります。その他の回答や自由回答
から見つかることもあります。
報告書
アンケート調査の結果を直感的に理
解できるようにグラフや表、図に工
夫をすることが重要です。項目が多
くそれぞれの数値が小さい場合には
、グラフに隠れてしまうので、数値
の位置にも細かい調整が必要になり
ます。
まとめ
アンケート調査は順調に進めること
が出来ると楽しさも増していきます
が順調に進むことは、年間に多くな
く、むしろ難しい問題をその都度解
決していかなければならないことが
多いでしょう。そのようなこともア
ンケート調査のむずかしさであると
思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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