アンケート調査を行う際の質問には
どのような種類があるのかを説明し
ます。
質問の形式についてはこちらを見て
下さい。→ 調査用語
※単数回答、複数回答、自由回答
また基本的な選択肢ついては →
基本的な選択肢 もしくは5段階評
価をご覧下さい。
【アンケート調査】アンケート調査の質問の種類
事実関連を聞く質問
事実関連を聞く質問では、調査対象
者の性別や生まれ年など変化しない
ものと地域、年齢、職業、年収、家
族構成など変化するものがあります。
調査モニターになるとわかるのです
が、登録してあるにも関わらず、調
査のあるたびに変化しない性別や生
まれ年を聞かれますが変化しないも
のは聴取する時間を他の質問に充て
れば良いと思っています。
変化する事実関連の質問では、選択
肢が多くあり単数回答の際に全選択
肢を提示するのが決まりですが、事
実関連の質問では、調査対象者が直
接回答すればそれ以上選択肢を提示
する必要がないように思います。
これは長年調査対象者とのやり取り
をモニタリングした経験則に基づき
ます。
他の選択肢を提示したところで回答
が変わることがなかったからです。
とはいえ基本的なルールとしてはす
べての選択肢を示すというのが今も
守られています。
イメージを聞く質問
製品やサービスのイメージを聞く質
問で実際に調査対象者がその製品や
サービスを知らなくても答えてもら
います。
あくまで名前や形からくるイメージ
なので直感で答えてもらうと良いで
しょう。具体的なイメージが出来な
い場合は、イメージできるように言
い回しを変えたりするのも効果的で
ベテランの調査員になると自然と出
来るようになります。
意見・感想・感情
意見や感想、その時の気分などの感
情を聴取します。聴取する形式は自
由回答で答えてもらう場合と尺度を
使って回答を得る場合があります。
尺度を使用することで例えば、「楽
しい」という感情がどのくらい楽し
いかが判断出来るからです。
人によっては5段階中3でも「楽し
い」という人もいれば5でなければ
「楽しい」と思わない人もいるから
です。
数値質問
具体的な数値で聴取する質問です。
例えば、身長、体重、月のお小遣い
、年収、回数、などです。数値項目
に関しては、調査対象者が幅のある
回答をする場合が多々あるのでその
際は、上限値をとるのか下限値をと
るのか、または、中間値を取るのか
を具体的に調査票に注意事項として
載せておきインストラクションで周
知します。
比較質問
何かを見せたり、思い出させたりし
て比較させる質問。写真などを見せ
たり、コンセプトなどの文字を見せ
たりする際は、写真の大きさや写り
具合、文字も大きさやフォントなど
をすべて同じように作成して、見せ
る順番もランダマイズにするかロー
テーションして行うのが一般的です。
まとめ
アンケート調査を行う際の質問の種
類をあげました。
これらの種類を、単数回答、複数回
答、自由回答など質問に合わせ形式
を決めて調査票を作成しアンケート
調査を行います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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