【アンケート調査】グループインタビュー（GI）の特徴

アンケート調査の手法のひとつにグ
ループインタビュー（GI）がありま
す。この調査法は、会場に一度に4
～6人を集めてテーブルを囲みモデ
レーターと呼ばれる司会進行役が調
査をすすめる方法です。

調査対象となる専門家や一般消費者
など、あらかじめ属性を決めて集め
ることで、一度に多くの定性的な意
見を集めることが出来ます。

今回は、グループインタビュー（G
I）の特徴についてご説明します。

グループインタビュー（GI）のメリ
ットをいくつかあげていきます。

専門のモデレーターが進行をするの
で、長くて難しい質問も上手く進行
することで調査対象となる専門家や
消費者の定性的な意見を一度にたく
さん得ることが出来ます。

調査対象者の表情や感情の変化を直
接観察できるので質問以上の情報を
得ることが出来ます。

対象者同士が議論することで、より
深い内容の意見や問題に対する気づ
きをを引き出すことが出来る。

専門のモデレーターがすすめること
で、参加対象者の意見を偏ることな
く最大限引き出せるため想定外の発
見をすることが出来る。

次に、デメリットについていくつか
あげます。

専門のモデレーターの技量が調査の
成否を決めてしまう。慣れていない
モデレーターである分析するのに十
分な回答を調査対象者から上手く引
き出すことが出来ません。

グループインタビュー（GI）が出来
る会場が限られるため、会場を予約
するのが難しく日時の調整が困難で
ある。

雨や雪など天候に左右されることが
多い。交通機関が天候により遅延な
どすると調査対象者のキャンセルが
発生し、十分な人数が集まらず調査
そのものに大きな影響を与えてしま
います。

調査内容を事前に十分に打ち合わせ
をし当日の休憩時間に新たに質問の
追加などを行い調整します。調査書
記は、あらかじめ入力フォーマット
を打ち合わせし録音をしながら入力
を進めます。

グループインタビュー（GI）では、
属性を決めたグループで行うため、
キャンセルなどがあると成立しなく
なる場合があるので、事前に電話や
メールで協力依頼をし前日も確認し
ておくことが大切です。

インタビューをしている際に、聞き
たい内容とそれている場合の修正は、
インカムもしくはチャットで随時モ
デレーターに伝えられるようにして
おくと効率良く進行することが出来
ます。

今回は、グループインタビュー（G
I）について説明しました。会場の
確保や天候、優秀なモデレーターの
確保など難しい面もありますが、他
の調査方法にはない対象者の生の声
が聞けることや議論により新しい発
見などが出来るため様々な業種で採
用されている調査方法のひとつです。

最後までご覧いただきありがとうございました。