市場調査や世論調査で行われる調査
手法のひとつ電話アンケート調査で
は、電話をかけてアンケートをしま
すが有効票は回収する季節や時間帯
によって回収率も変わります。
【アンケート調査】 電話アンケート調査の有効票回収
電話アンケート調査をする時、管理
をするスーパーバイザーや担当社員
はその日の季節や月、曜日、天候な
どを過去のコール結果データを参考
にして実施します。27年間電話ア
ンケート調査に携わった経験から説
明します。
季節
季節によって、有効率は変わります。
暖かい春から暑くなる夏にかけては
協力率もあがりますが、イベントも
多く外出する機会も多くなるので期
待以上の回収は難しいです。涼しく
なる秋から冬は、在宅も増えるので
協力率も意外とあがります。ただし
年末は難しく年始は逆にやりやすく
なります。
月
年始の1月2月などは比較的、協
力率が良く、3月4月などは卒業
式、入学式、入社式などで協力率
も落ちてきます。GWは帰省する
人が多く都市部では協力率が下が
ります。梅雨の時期である6月、
7月は在宅も良く協力率もあがり
ます。8月9月はイベントが多く
在宅率も下がります。年末12月
は他の月に比べると1年で最も難
しい月になります。
曜日
週末の休みは在宅が良いので電話調
査では必ず実施しますが、出かける
人も多いので天候を考えて行います
。また週末だけであると職業が偏る
こともあるので必ず平日も入れて行
います。水曜日や木曜日は休みの業
種も多く協力率も比較的良くなりま
す。
時間帯
時間帯は、夕方から夜にかけて一番
行われます。平日の朝や昼は電話に
でる調査対象者は主婦層や無職層に
偏るので少なめに行い、夜に多くの
人員で行います。
休日は、朝から昼にかけて行うと効
果的です。夜遅くなると協力率も下
がります。
日付
一般的な給料日である10日、15
日、20日、25日後などは出かける
人も増えて在宅率が落ち協力率も下が
ります。
天候
電話アンケート調査を行う上で天候
はとても重要です。天気の良い日は
在宅率が下がるので協力率も低くな
りがちです。コール結果分析を行っ
ていくと天候による協力率が良くわ
かります。
まとめ
電話アンケート調査に限らずアンケ
ート調査を行う上で協力率は重要で
すがフィールドワークを行う際には
季節や曜日、時間帯などを考慮して
行うことで効率も大きく変わります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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