アンケート調査の手法のひとつ訪問・留め
置き調査の手順について説明します。訪問
・留め置き調査は調査員が直接調査対象者
に会って行うもので調査手法中では最も正
確に調査ができる手法とされています。
特徴についてはtこちらから
→ 訪問調査の特徴
【アンケート調査】訪問・留め置き調査の手順について
企画・打ち合わせ
訪問。留め置き調査は一定の時間がかかる
ためスケジュールなどを細かく打ち合わせ
る必要があります。
また、調査が正しく行われているかをチェ
ックするためインスペクションも含めた計
画を立てます。日程も予備日を設け回収数
も予備票を含めスケジュールを立てます。
調査対象者を抽出
訪問調査では、調査対象者を住民基本台帳
から抽出する場合と、地図に等間隔に升目
を作りその中から抽出する(メッシュをか
けて抽出)場合があります。もちろん事前
にWEBや電話で設定することもあります。
調査対象者が決まったらそれぞれをブロッ
ク分けして調査員に分配します。メッシュ
をかけて行う場合、調査対象者が不在の場
合、再度伺う調査期間がない場合には両隣
のお宅に行うこともあります。
調査員の手配
調査員は、急に集まらないため企画・打ち
合わせ後すぐに収集します。ベテランの調
査員から声をかけ足りない場合はパートア
ルバイトを募集します。調査員も年々高年
齢化し新しい調査員がなかなか育たないと
いうのが現状です。
持ち物を確認
調査票以外には、身分証明書を首からかけ
て行うためのネームプレートなどが必要で
す。また夏場などは喉が渇くため水分補
給できる水筒や突然の雨などに対応できる
ように折りたたみの傘などを準備して置き
ます。持ち物はすべて紙袋に入れて持ち運
びます。
調査対象者までの交通費は事前に用意され
ることもありますが事後に清算されること
が多くなります。1日に回れる件数は天候
や交通状況に左右され限られるため効率よ
く回るようにスケジュールを調整します。
調査票や案内状・必要な資料を準備
調査票や案内状、必要な資料などをひとつ
ひとつをまとめてファイルしたり、大きめ
の封筒に入れて準備をして置きます。回れ
る件数が限られるため留守の際には隣の世
帯に聴取するなど柔軟な対応も必要になり
ます。
また留め置きの場合には、後日、回収する
こともあるので道を覚えておくことも必要
になりますが最近では、郵送やWEBで行え
るようになっています。また最近ではスマ
ホなどのナビゲーション機能を使い迷うこ
となく調査対象者のところへ行くことが出
来るようになりました。
謝礼準備
謝礼はその都度手渡しする場合と後日郵送
する場合があります。手渡しの場合には、
三文判かフルネームのサインをもらってき
ます。金銭を持ち歩くので置き引きや置き
忘れに注意して行う必要があります。
集計・報告書
持ち帰ったアンケート票もしくは後日郵送
やWEBで聴取したものをまとめて集計し報
告書を作成します。訪問や留め置きの場合、
調査内容が他の手法より多いので集計にも
ある程度の時間がかかります。
まとめ
アンケート調査の手法のひとつ訪問・留め
置き調査の手順について説明しました。季
節や天候にも左右され調査員は大変ですが
、調査手法の中では、最も正確に出来るア
ンケートですが手間もかかります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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