電話アンケート調査を行う上では、
調査の対象となる人の属性(地域、
性別、年代など)により協力率が
変わります。
電話アンケート調査の調査対象によ
る協力率について説明します。
【アンケート調査】電話アンケート調査 調査対象による協力率
電話アンケート調査における協力率とは
電話アンケート調査における協力率
とは、例えば、リストから100人分
電話をかけた場合、応答してくれる
割合が50%とすると50人となりそ
の50人に調査の説明をして協力をし
てもらう割合が10%とすると5人の
協力を得ることが出来ます。
リスト100人を使用して5人の協力を
得られた場合、協力率は総コールに
対して5%。応答ベースで10%とな
ります。
<2つの協力率>
①総コールに対しての協力率 ≦
②応答ベースに対しての協力率
電話アンケート調査での属性
電話アンケート調査を行った場合、
固定電話ではじめに応答してくれる
性別は、おおよそ女性が6割 男性4
割と半々ではありません。
年齢別では、ほぼ60歳以上の方がは
じめに応答されます。
固定電話の保有率は年々下がり、令
和2年では。20代 8.1%、30代 21
.4%電話アンケート調査では、若年
層へのアプローチが非常に難しくな
っています。
逆にスマートフォンでは、全体で8
6.8%が保有しており、20代 97.7
%30代 99.3%と高く、最近では携
帯電話を利用した電話アンケート調
査も主流になりつつあります。
ただしスマートフォンでは、地域が
特定できないために特定地域のみを
調査するのが難しいという欠点があ
ります。
条件による調査対象者の協力率
電話アンケート調査による協力率は、
調査対象者の出現率によって大きく
左右され、例えば先ほどの性別では、
女性が6割、男性4割というのが電話
による出現率で、さらに年代で見る
場合には、総務省で発表されている、
日本全国の人口構成を考慮します。
条件が重なるほど出現率(電話で応
答してくれる割合)は低くなり、そ
の結果協力率も下がるので、アンケ
ートの結果を出すまでに期間や時間、
コストがかかります。
対象者の様々な条件
調査対象者の条件は様々ですが、職
種別では、弁護士、医者、パイロッ
ト消防士、などが難しく、役職では、
会長や社長、部長などが難しくなり
ます。
その他、特定のブランドを使用して
いる人や、週に何回○○をする人な
ど条件が増えると電話でのアンケー
ト調査が難しくなります。
協力率をあげる調査モニター
調査会社では、この協力率をあげる
ため、あらかじめモニターというも
のを保有しています。モニターはあ
らかじめ地域や性別、年齢、職業な
ど基本的な属性を登録しており、そ
の他に条件が加わる場合は、メール
や電話で条件を確認して調査を行う
ことで(期間の短縮やコストを抑え
る)効率の良い調査が可能です。
まとめ
電話アンケート調査を行う上では、
調査の対象となる人の属性により
協力率が変わることを説明しまし
た。調査モニターを使用すること
で効率もあがりますがモニターの
構築には時間と費用がかかります。
良質なモニターを多く抱えることが
出来ればアンケート調査は効率があ
がります。またモニターを使ったW
EBでのアンケート調査は、時間を問
わずできるので最近では、この調査
手法が主流になっています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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