電話アンケートの調査票は、他のアン
ケート調査の調査票とは少し異なりま
す。
大きく異なるところは、アンケート票
を調査オペレーターが読み上げて、そ
れを聞いた対象者が答える形式をとり
ます。
他の手法では、アンケート票を対象者
が見ることが出来ますが電話アンケー
ト調査では調査対象者は調査票見るこ
とが出来ません。
調査対象者が調査票を見ることが出来
ないため、提示物を見てもらっての評
価などの質問は出来ないことになりま
す。
今回は、電話アンケート調査の調査票
の作り方について具体的にご紹介しま
す。これを知ることで電話でのアンケ
ート調査票作りの役に立てることがで
きます。
【アンケート調査】電話調査の調査票の作成方法
電話アンケート調査の基本となる質問形式
作成するに当たって、いくつかの質問
形式（質問のタイプ）を知る必要があ
ります。
基本的な形式（質問のタイプ）を以下
の表にまとめます。
調査票を作る際には、まず全体
の構成を考え、必要な質問をな
るべく絞って行います。一度に
たくさんの内容を盛り込みすぎ
ると調査対象者への負担が増え
て、回答もぼやけたものになり
がちです。
電話アンケート調査では、5～
10分程度、質問からすると10
～20問くらいが適正です。それ
以上の質問を行いたい場合には
2回に分けて実施する方が、手
間や時間はかかりますが、精度
の高いデータを得られます。
また質問する際には、回答を誘
導しないよう気を付け、あいま
いな言葉を避けます。
難しい言葉もなるべく使わずに、
小中学生でも理解できるような
言い回しを使う必要があります。
回答を得る際には「はい」「い
いえ」でもらえるように工夫す
ると良いでょう。
アンケート調査では。地域、性
別、年齢ごとに回収目標数を決
めて行います。他の手法の場合、
地域や性別、年齢などの個人的
な質問は最後にもってきますが、
電話アンケート調査の場合は、
先に聴取してから進めるのも特
徴です。理由は、電話に出てく
る方の、性別や、年齢がその時
々で違うからです。
まとめ
今回は電話アンケートの調査票
の作成について説明しました。
作成する際には、上記の質問形
式で、あまり長くならないよう
な構成で、調査対象者にわかり
やすく伝わるように工夫して作
るようにして下さい。
また、調査票やガイドが作成出
来たら、プリテストやロールプ
レイングを行うことで。さらに
精度の高い調査が実施出来ます。
調査票に関しては、自分がずっ
と現場で感じていたことですが、
調査構成を考えず聞きたいこと
ばかりをたくさん入れて（実際
に使わないデータも取得）調査
対象者に負担がかかる長い調査
が、昔にくらべ増えたというこ
とです。
たしかに、一度にたくさん聞け
ば効率も良さそうですが、実際
に対象者とのやり取りをモニタ
リングした後、聴取したデータ
をまとめると、本当にしっかり
とした制度の高い調査が出来て
いるのかどうかを疑問に思って
いました。
そうしたことを防ぐために、 プ
リテストやロールプレイング を
行い本調査では、ぜひとも調査
票を作った担当者本人が現場で
しっかりとモニタリングをして
より正確に調査を行ってほしい
と思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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